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カビ対策の基本「換気」「除湿」「掃除」

カビが育つのに必要な要素とは【湿度】【温度】【栄養分】【酸素】である事は「梅雨の影響 カビ」「カビの育ちやすい条件」でお話しました。カビを発生させないためには、カビの繁殖に適した環境を作らない事こそがカビの発生防止へとつながります。ここでは、カビを防ぐのに大切な3つのポイントを挙げています。屋内で特にこの条件が揃いやすいとされている場所、水周り(お風呂/洗面所/キッチン)や収納スペース(押し入れ/クローゼット)などは、特にカビが発生しにくい環境作りを行う事が大切です。

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カビを防ぐ3つのポイント

換気

梅雨の時期は、屋内の空気を循環させる事が大切になってきます。だからと言って、締め切った部屋でただ扇風機や換気扇を回せば良いと言うわけではありません。室内の風通しを良くするためにも、窓やドアを開け空気の通り道を確保してあげます。ただし、窓やドアの開け方にもポイントが。

最も換気扇から離れている窓をおよそ15cm程開けるのが、最も効果的な方法と考えられています。しかし室内に換気扇がない場合は、15cm開けた窓と別の窓を開け空気の通り道を確保してあげます。が降っている場合は、窓やドアは開けず扇風機や換気扇で空気を流動させ、除湿機やクーラーの除湿機能を使うと良いでしょう。

 

除湿

カビの原因の一つである湿気。カビ発生の要素が特に増える梅雨の時期。油断するとカビはすぐに発生してしまいます。とにかくカビが好む環境を作らない事が大切。湿度をうまく調整することでカビの発生リスクを軽減する事は可能です。室内の湿度を常に把握しコントロール出来るようにしましょう。湿度を約60~65%をキープするのがベスト。一般的に、人が湿度が高いと感じる時は湿度が約70%以上超えていると言われています。常に快適な湿度を意識していく事が大切です。市販の温湿度計を室内の数箇所にいくつか用意し、こまめにチェックできるようにすると良いでしょう。

 

掃除

こまめなお掃除を日頃から行うことで、カビの発生を防ぐ事は可能です。特にカビの生えやすい、お風呂や洗面台、キッチンなど最もカビが繁殖しやすい場所は早めに汚れを落とし、水滴や結露などの水分はなるべく早く拭き取ります。溜まった汚れや水分はカビのエサとなるだけでなく、まとめてお掃除をする際にカビ取り洗剤の洗浄力が汚れを落とす分だけに消耗されて、目的であるカビ取りの能力が十分に発揮出来なくなってしまいます。室内にカビのエサとなる汚れを室内に溜め込まない様に、日頃からのこまめなお掃除を心がけると良いでしょう。

>>梅雨のカビ対策 お掃除必需品はこちらより
>>梅雨のカビ対策 スポット別お掃除のポイントはこちらより

 

*カビ掃除のときの注意点*
換気を十分に行う…
カビ掃除を行う際は、窓を開けて空気が通りやすくなる環境の中で行う様にしましょう。
マスクやゴム手袋を着用…
カビを吸い込んだり触れたりするのを防ぐためです。
カビ取り洗剤の取り扱いに注意…
塩素系カビ取り洗剤を酸性の洗剤と混ぜるのは危険です。人の体に有害な「塩素ガス」が発生しますので絶対にやめましょう。また、エタノールは火気厳禁。火の気のある場所での使用はやめましょう。
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