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食中毒にならない。食中毒予防のポイント

食中毒予防の3原則は、細菌を「つけない」「増やさない」「殺菌する」が基本です。食中毒の原因となる細菌は、残念ながら肉眼では見ることはできません。また私たちが口にする食品で繁殖していたとしても、無味無臭のため発見するのはなかなか困難なこと。しかし、私たちの生活環境の下では様々なところで食中毒の原因となる細菌が潜んでいるのです。幸いなことに食中毒の細菌のほとんどは、繁殖能力はあまり強くはありません。また、私たちの体に備わっている抵抗力で、少量であれば口にしても殺菌されます。日頃から上手に食中毒対策を取ることで、食中毒の発生を未然に防ぐことが出来ますので、梅雨の時期は特に気を付けたいものです。

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食中毒を予防するためのポイント

食中毒予防には「つけない」「増やさない」「殺菌する」予防3原則を元に、

 

清潔にする すばやく対応する 冷却/乾燥/加熱をする

 

などの対策がポイントとなります。これらを元に、具体的な食虫毒の予防法を以下の通りあげてみました。

 

手洗いを習慣づける

人の手にも知らず知らずのうちに多くの細菌が付着しています。日頃から手洗いの習慣をつけ、細菌の付着を防ぎましょう。外出から帰った直後、食事の前、調理の前後などは特に丁寧に手洗いをします。石鹸は良く泡立てて、両手の指の間も残さずしっかり洗いましょう。石鹸を良く泡立てる事で、細かい部分にも石鹸が良く行き渡ります。

 

食品は正しく保存する

冷蔵庫で食品を保存する時は、食中毒菌を増殖させないために効果的に正しく行いましょう。
そのためのポイントは以下の通り。

冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎないようにする
冷蔵庫内の冷気を回りやすくするためにも、冷蔵庫内にぎゅうぎゅうに物を詰め込まないようにしましょう。保存する食品は冷蔵庫の容量の約70%以内に抑えるのがコツです。
買い物後はすぐに冷蔵庫へ保存する
要冷凍/要冷蔵の食品や生鮮食品などはなるべく買い物の最後に買い、帰宅後すぐに冷蔵庫へ保存しましょう。
食品を長期に渡って保存をしない
冷蔵庫の中とはいえ、食品を長期に渡って保存をしないようにしましょう。低温でも増殖可能な食中毒菌の種類もあります。
料理の食べ残しは小分けして保存する
料理の食べ残しを冷蔵庫で保存する時は、容器に小分けして保存しましょう。

 

衛生管理の行き届いた店で買い物をする

買い物をするお店は、食品の衛生管理が正しくされているお店かどうかを良く確認するようにします。
以下の項目を参考にチェックしてみると良いでしょう。

消費期限が切れていないか
商品在庫の回転が早いかどうか
要冷蔵の商品が通常の陳列棚に置かれていないか
冷凍食品に霜が付きすぎていないか

 

調理は衛生的に

食中毒の原因菌となる細菌の繁殖を助長させないためにも、手や調理器具は常に清潔に保つ事を心がけましょう。


複数の食材を扱うことで2次汚染になるのを防ぐため、調理の前は必ず手を良く洗いましょう。
また調理中もなるべく手はこまめに洗う事を心がけ、手を拭くタオルは清潔なものを使用します。
食材…
食材は調理直前まで冷蔵庫で保存しましょう。また、野菜など洗う事が出来るものは、調理前には必ず流水で丁寧に洗います。
調理器具…
・包丁など料理器具…こまめに洗ったり食材ごとに使い分けます。
・まな板…食中毒の原因菌が付いた食品が他の食品に移ってしまったり、包丁による傷に細菌が溜まる事もあるので熱湯消毒をこまめに行います。
・手拭きタオル/ふきん/スポンジ…常に清潔な物を使いましょう。その日使った台ふきやスポンジはアルコール除菌スプレーでスプレーしておくか塩素系漂白剤につけ置きするなどして、翌日には清潔なものを使うようにしたいものです。

 

加熱調理を心がける

食中毒が特に発生しやすい梅雨の時期は、特に加熱調理を心がけます。加熱は、食品の中央部の温度が約75度以上で1分以上行うのが好ましいようです。これは、ほとんどの食中毒菌が死滅する目安と言われているからです。惣菜や作り置きなど調理済みの料理も、食事の前には十分に再加熱します。また食卓に出した料理は、長時間室温で放置しないですぐに食べるようにしましょう。料理が冷めたら容器に小分けして、空気をあまり含まないようにラップをかけてすぐに冷蔵庫へ保存します。

 

食後の食器はすぐに洗う

汚れた食器や調理器具をシンクの桶にそのまま長時間浸しておくと細菌が繁殖してしまいます。食後はなるべく早く洗いましょう。洗う時は軽くお湯で洗い流し、表面の残りカスをきれいに落としてから食器洗剤で洗うと良いでしょう。生もの使った食器は特に入念に洗うようにします。また、調理台や三角コーナーラックなどもしっかり洗って常に清潔な状態を保ちましょう。

 

食中毒の予防となる成分と食品

食中毒の予防となる成分とそれらが含まれる食品の一例を挙げてみました。梅雨の時期は特に気を付けて摂取される事をおすすめします。
>>食中毒の予防となる成分と食品はこちらより

 

食中毒を予防する除菌法

市販の物から代用できるものなど、除菌洗剤の種類とお掃除の方法をいくつかご紹介します。

>>食中毒を予防する除菌法はこちらより

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